（ビタミンＫのトピックス）
途中経過ですが、ビタミンＫのＭＫ-７とＭＫ-4の比較試験を行った。論文発表前なので詳細は報告できませんが、日本人女性で実際にビタミンＫ摂取して実験をした。
①ビタミンＫ摂取後、７２時間後までの血清を定時的に調べたところ、ＭＫ-４は摂取して７２時間以内はほとんど血清中に存在せず、摂取しても吸収が悪い（吸収されても分解されやすい）ことがわかった。ＭＫ－７は、平均して摂取後２時間から発現、６時間後にピークを迎えることがわかった。
②ＭＫ-４またはＭＫ-７を１週間摂取させ、４日目、８日目に血清を調べたところ、ＭＫ-４は、４日目に血清中に存在していたが、８日目（摂取を止めた１日後）には、含有量が減っていた。ＭＫ-４は①の結果から摂取しても吸収率が悪く、摂取を止めるとすぐに減る（分解が早い）ことがわかった。
ＭＫ-７の場合は、予想通り４日目より８日目の方が少し増えていた。またＭＫ-７を摂取すれば、ＭＫ-4も発現した。ＭＫ-7から体内でＭＫ-4に転換したことが確認できた。
